大和に泊まろう

見ると恥ずかしい気持ちになると思います。

紅い彼と蒼い私(1)

終わりはいつも突然やってくる.私はまた彼を救えないのか.

手を伸ばせば届くのにその手をつかむことが叶わない.物語はいつもここで終わる.

「まただ...」

瞼をそっと開けると枕がしっとり濡れている.私はいつも同じ夢を見る.

偶然にしてはできすぎている.紅い瞳の彼を助けることはまだできない.