バイクにまつわるエトセトラ(前編)
お疲れ様です手越です。
突然ですが、あなたはバイクに乗った事はありますか?僕はあります。
風を切り裂き、颯爽と走り抜けるライダー達。
時には山へ、時には海へ、はたまた遥か北海道の地で雄大な自然の中ロングツーリングを行う者もいます。
ヘルメットで社会の喧騒から自分を遮断しバイクを走らせているその瞬間は、自分ひとりの孤独なひととき。何もかもから解き放たれ、自由を全身で感じる事ができます。僕もバイクを所有し、その味に酔いしれたうちの一人です。
しかし、その経験を基に、あえて僕はこう言いたい。
「バイク乗りは皆ドMである」「ネジがぶっ飛んでいる」
と。
バイク乗りの方なら、この言葉の真意を直感的に理解し、笑って許してくださるでしょう。何故このような理論を唱えるに至ったのか、その一端を窺い知る良い凡例があります。今回から、数回にわたって紹介していきたいと思います。
モトブログ
近年のGoProに代表されるアクションカムの台頭により、欧米で盛んに撮影されるようになった所謂PoV(Point of View, 一人称視点)動画です。
RoyalJordanian
非常に街が狭く車両や人々が過密なロンドンを舞台に、Husqvarna Nuda 900RやBMW S1000Rなどのドロドロとした爆音とともにクルマの間を縫うように走る、すり抜けライダー。その様から、すり抜け運転の事を「RJする」という人も。走行の邪魔をする歩行者に対して、容赦なくブリッピング音を浴びせ驚かす事でも有名。
NonAlcoholRider
最初期のバイクはHonda Hornet250。他に類を見ない超高回転型エンジンで、その快音に今でも多数のファンがいる名機です。そんなバイクとともに、豪雨の中、一路新潟まで高速道路をかっ飛ばすツーリング動画は必見。雨でノンアルさんが壊れていく様が見られます。その後も、250ccで東京→鹿児島ツーリングまでされているので、そちらも是非。
また、最近のノンアルさんは編集がスタイリッシュで、純粋にかっこいいです。2017年にはインド・ヒマラヤでバイクを駆る様子を撮影していて、「やる事違うな…!」と感じたのを覚えています。外国でツーリングって、バイクの可能性とか「どこまでも行ける」感を強烈に覚えませんかね。ロマン、と言い換えてもいいかもしれません。
バイク乗りの「飛んでる具合」が少しは伝わってきたでしょうか。次回もまた違う目線から切り込んでいきたいと思います。