紅い彼と蒼い私(31)
素振りを行った後,何が起こっているかはわからなかったがとりあえず城へ向かうことにした.
道中,商人からリンゴをもらい門へたどり着いた.
兵士に連れられ玉座の間に向かおうとしたが一つの疑問を覚えた.
つかまっている魔人は今どうなっているのか.
私は少し暇をいただき地下牢へ向かうこととした.
紅い彼と蒼い私(30)
初老の男は静かに口を開いた.
「まだ例の能力は発言していないようだな.」
彼の言っていることは理解できなかった.
能力とは何のことか.気になって仕方なかったが続けざまに彼は話した.
「お前は魔人に乗っ取られている状態だ.身体のどこかしら変化しているだろう.」
俺は鏡を覗き込んだ.
瞳が紅い.
紅い彼と蒼い私(29)
私はおなかに手を当てた.
腹部に痛みはない.
感じたあの痛み,あれは確かに現実であったはずだ.
私は馬車に乗って移送されていたはずなのになぜ枕が濡れているのか.
日付を確認すると,今朝になっている.
どうやら,今朝に戻ってしまったらしい.
理由はまだわからないが,素振りを行い精神を統一した.
【悩み】私生活とかいろいろ...
皆さん,お久しぶりです.手越です.
今日は少し暗めの内容になってしまうかもしれません.
私の悩みに関して書き記していきたいと思います.
・ゲームができなくなった.
最近,ゲームを楽しいと思えなくなっています.昔はゲームを一日中やっても全然苦ではありませんでした.ただ今はこんなことをしていてよいのか,もっと自分が成長できることはないのか,何かこのゲームをしていてメリットを感じられないなど,損得勘定で物事を考えるようになっていっているような気がします.そんなことを思う自分が嫌なのです.純粋に楽しみたい,しかしそれをさせない自分がどこかに潜んでいる.ゲームを人よりも多く触れてきたのでゲームをしないとき何をすれば楽しいかがわからない.ただ人とやるゲームは好きなんです.(孤独感が嫌なのかもしれない.)一人でコツコツ進めるゲームがめっきりダメになった.無限に時間があればゲームできるのかな.
・仕事に対する不安感がぬぐい切れない.
色々,覚えることが多く今後やっていけるかが不安です.自分はそこまで賢くないのに上に行きたい気持ちがぬぐい切れない.(根が中二病患者のため何か力があるのではないかと期待している.そんなのないのにね.)何か役職に就くことによって安心感が欲しいだけなのかもしれません.直そうと思っている最中なのですが上の人と会話をしているとき自分の意見を押し子としている自分がいる.
・自分には何ができるのかわからない.
人と比べるのはよくないことであります.しかし,どうしても彼,彼女にはできて私にはできないとそのように考えてしまうのです.私はできると思った人の真似事をします.これは自分ができる人になりたいためでしょう.しかし,どれも中途半端で終わってしまうのです.
・自分が何をしたいかわからない.
気が付けば寝てます.どうしたらやりたいことが見つかりますか.
紅い彼と蒼い私(28)
宰相はなぜこいつが生きているといわんばかりの顔をしていた.
気が付くと俺は本能のままに宰相を手にかけていた.
王は玉座から一歩も動じない.また初老の男も不敵な笑みを浮かべているだけである.
記憶を見た限り宰相は魔人を殺そうとしていたようだ.
宰相を手にかけた後,俺は初老の男に話しかけた.
紅い彼と蒼い私(27)
手を伸ばせば届くのに彼の手をつかむことが叶わない.
最近いつも見るあの夢だ.
連れていかれている最中にも目をつむれば見るなんて重症なのかもしれない.
そう思っていた矢先,運送途中の馬車から悲鳴が起きると同時に腹部に痛みを感じた.
瞼をそっと開けると枕がしっとり濡れている.
異変に気付いた.