大和に泊まろう

見ると恥ずかしい気持ちになると思います。

紅い彼と蒼い私(30)

初老の男は静かに口を開いた.

「まだ例の能力は発言していないようだな.」

彼の言っていることは理解できなかった.

能力とは何のことか.気になって仕方なかったが続けざまに彼は話した.

「お前は魔人に乗っ取られている状態だ.身体のどこかしら変化しているだろう.」

俺は鏡を覗き込んだ.

瞳が紅い.